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樹に会う:冬赤/あの日、天然水の森で。
2003年から始まった「サントリー天然水の森」の活動。
実は、この公式note「森に、あう。」を担当している”わたし”の父もコピーライターとしてこの活動に携わらせてもらっています。そして、時々師匠と一緒に森に入っては、森の小さな小さな営みをカメラで捉え、エッセイを書いていました。
今も昔も、変わらず森には生命がめぐっています。それらを、ちょっと前のエッセイから感じてみよう、というシリーズです。
「冬青」と書いて、ソヨゴ。
文字通り、冬にも青々とした葉を身にまとう、その木は、冬には鮮やかな赤い実で身を飾り、いっそう艶やかな姿を見せてくれます。
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冬にも青々とした葉は染料になり、純白の糸を、葉色からは想像もつかない、鴇の羽色の淡い紅に染め上げるのだそうです。
そうと知ると、都会の庭先にも植えられ、森の中でもけっして珍しくはないこの木のことが、いっそう、愛おしく思えてもきます。
さて。冬青の、冬に赤い実を意識すると、他の赤い実も目に飛び込んできます。
例えば、シロダモ、サルトリイバラ…。
意外なほど赤でにぎわう「サントリー天然水の森 ひょうご西脇門柳山」の冬の日でした。
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![](https://assets.st-note.com/img/1665997085169-rYbhekOvb5.jpg)
2011.12.15|サントリー天然水の森 ひょうご西脇門柳山