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人里。驚き!の読み方。/あの日、天然水の森で。
2003年から始まった「サントリー天然水の森」の活動。
実は、この公式note「森に、あう。」を担当している”わたし”の父もコピーライターとしてこの活動に携わらせてもらっています。そして、時々師匠と一緒に森に入っては、森の小さな小さな営みをカメラで捉え、エッセイを書いていました。
今も昔も、変わらず森には生命がめぐっています。それらを、ちょっと前のエッセイから感じてみよう、というシリーズです。
「サントリー天然水の森 奥多摩」。
5月初旬から植林作業を始めたこのエリアの所在地は、<東京都西多摩郡檜原村字人里>です。
とうきょうと・にしたまぐん、までは普通に読めますね。
続く<檜原村>は、“ひのはらむら”と読みます。
ちょっと迷うかもしれませんが、まあ、なるほどね、ですよね。
<字>は“あざ”ですが、問題は<人里>。
な、なんと、「へんぼり」と読むのです。普通、読めません。
人里=へんぼり、なんて。
奈良の時代、この辺りには、大陸から渡ってきた人たちが集落を作っていたそうです。そして、「へん」は古代モンゴル語で“人”を、「ぼり」は古代朝鮮語で“里”を意味する。
それで、<人里>と書いて「へんぼり」と読む、というのが有力な説なのだとか。
写真は、企業の森の尾根筋から見たへんぼりの集落。
いやー、それにしても驚きです。人里=へんぼりという読み方。
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2010.5.20|サントリー天然水の森 奥多摩