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あの日、天然水の森で。

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2003年から始まった「サントリー天然水の森」の活動。実は、このnoteを担当している”わたし”の父もコピーライターとしてこの活動に携わらせてもらっています。そして、時々師匠と一… もっと読む
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2022年10月の記事一覧

花に会う:リンドウ/あの日、天然水の森で。

サントリー「天然水の森 丹沢」を訪れた時に出会った花を、3つご紹介します。リンドウと、その仲間たちです。 いずれも、かつては、野山でふつうに見られた花です。 でも今回、出会えたのは植生保護柵の中。ほんの少し前まで当たり前だったことが、今はそうでないことを、花が、改めて教えてくれた思いがしました。 ●リンドウ(竜胆) 秋を迎える頃には、街の花屋さんの軒先に鉢植えが並べられ、美しい姿を間近にできます。とはいえ、野で見かけると、愛さしさもひとしおです。 ●ツルリンドウ(蔓竜胆)

樹に会う:トチの実の皮をむいたのは、誰?/あの日、天然水の森で。

2013年、秋。 「サントリー天然水の森 奥大山」では、トチの実が大豊作。 地面には、たくさんの、たくさんの、トチの実です。 いやー、すごい、すごい、と眺めていて、気付いたことがありました。 トチの実を包んでいる、分厚い皮。 それが、見事に、あまりにも見事に、はがれているものが、 いくつも、いくつも、見うけられるではありませんか。 まるで誰かが、わざわざ、むきとったかのように・・・。 これは一体・・・? それに、まだ真新しいものも少なくありません。 我々の目を盗んで、何者か