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あの日、天然水の森で。

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2003年から始まった「サントリー天然水の森」の活動。実は、このnoteを担当している”わたし”の父もコピーライターとしてこの活動に携わらせてもらっています。そして、時々師匠と一… もっと読む
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2023年3月の記事一覧

忘れ角/あの日、天然水の森で。

「天然水の森」を歩いていると、落とし物に出会うことがあります。 年ごとに生え変わる、雄のシカの角も、そのひとつ。 森の中で、どれくらいの時を経たものでしょう。 写真の角は、ずいぶんと風化している様子がうかがえますが、4回枝分かれしているところを見ると、この角の持ち主が5歳になる時に落としたものでしょうか。 シカといえば、近年、その数が激増して、自然生態系に深刻な影響をもたらしています。ですが、シカも好き好んで、自分たちが食べるものに困るほどまでに増えているワケではないでしょ

樹に会う:ブナラ!?/あの日、天然水の森で。

「サントリー天然水の森 奥大山」の<鏡ヶ成(かがみがなる)ふれあいの森>。 その一画で、おもしろい樹に出会いました。 一見、1本の樹。ですが、ミズナラ(左側)とブナ(右側)という違う種類の樹が、寄り添う、というより、まさに一体となって巨木になっています。 雪深い、過酷な環境で生きるブナなどは、↓の写真のように、ペアをつくってお互いに支え合うように大きくなっていくことが多いそうですが、 ミズナラとブナという、別の種類の樹が、ここまで身を寄せ合いながら、立派に育っていくなんて

気になる 実のなる 宿り木/あの日、天然水の森で。

ブナが葉を茂らせている間は、そう目立つことのない“宿り木”も、冬には、ひときわ目を引きます。 それに、気にもなります。その訳は…… いました、いました、出会えました。 宿り木の実をお目当てに、ブナの森に姿を現した<ヒレンジャク(緋連雀)>。 冬を越すために日本に渡ってくる“冬鳥”ですが、ほとんど渡来しない年もあるそうです。 間近で見ることができた幸運に、まずは、感謝しなければ。 訪れるたびに、うれしい出会いがある「サントリー天然水の森 奥大山」からのお知らせでした。