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あの日、天然水の森で。

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2003年から始まった「サントリー天然水の森」の活動。実は、このnoteを担当している”わたし”の父もコピーライターとしてこの活動に携わらせてもらっています。そして、時々師匠と一… もっと読む
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2023年4月の記事一覧

その岩の、言わんとするところ。/あの日、天然水の森で。

「サントリー天然水の森」を訪れて、さまざまな樹々を見ていると、数百年、数千年単位の大きな時の流れに、たびたび思いをはせます。 でも、ですよ、 樹々が営みを繰り広げる大地のことに目を向けると、時の流れは、数百万年、数千万年単位。それこそ、ケタが違います。 ↓の写真は、荒川の源流のひとつ “滝川” (「サントリー天然水の森 東京大学秩父演習林プロジェクト」の舞台となる東京大学秩父演習林を流れる川です)で見かけた岩。 大地で、どのようなことが起こって、このような文様ができたので

樹に会う:木肌の、そんな見方も、あったのですね。/あの日、天然水の森で。

森を訪ねて、樹々の肌をあれこれ見ているだけでも、けっこう楽しめます。 で、↓は、エノキ(榎・ニレ科)です。 んー、まあ、一般的には、とりたてて美しいとか、特徴的でほれぼれするとか、そういう類いのものではないとは思うのですが、今回、エノキをご紹介するのには、理由があります。 晩春の頃、この樹の表面を、なめるように見つめる方々が、いらっしゃるからです。 ↓こちらも、エノキ。 よく見ると、なにか、いますね。ほら、写真の真ん中あたりに、くねっとしたものが。 樹皮の色と同化して、