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あの日、天然水の森で。

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2003年から始まった「サントリー天然水の森」の活動。実は、このnoteを担当している”わたし”の父もコピーライターとしてこの活動に携わらせてもらっています。そして、時々師匠と一… もっと読む
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#奥大山

樹に会う:ブナラ!?/あの日、天然水の森で。

「サントリー天然水の森 奥大山」の<鏡ヶ成(かがみがなる)ふれあいの森>。 その一画で、おもしろい樹に出会いました。 一見、1本の樹。ですが、ミズナラ(左側)とブナ(右側)という違う種類の樹が、寄り添う、というより、まさに一体となって巨木になっています。 雪深い、過酷な環境で生きるブナなどは、↓の写真のように、ペアをつくってお互いに支え合うように大きくなっていくことが多いそうですが、 ミズナラとブナという、別の種類の樹が、ここまで身を寄せ合いながら、立派に育っていくなんて

樹に会う:「私はブナ」と、樹の肌が言っております。/あの日、天然水の森で。

「サントリー天然水の森」に分け入ると、さまざまな樹々が出迎えてくれます。 例えばそこが「サントリー天然水の森 奥大山」であれば、何といっても目を引くのはブナの巨樹たち。 それぞれに個性はあるのですが、地衣類をまとった樹肌で、「私はブナです」と、明らかに語りかけてきます。 まさしく、ブナの樹肌。 こちらも、いかにもブナ。 そしてこちらも。 ブナの樹肌をひとつひとつ見ているだけで飽きることのない、「サントリー天然水の森 奥大山」です。 2013.6.20|サントリー

雪面のショーケース/あの日、天然水の森で。

雪深い奥大山の春。 雪面は、新雪が次々と降り積もる冬の頃とは、また違った輝きを見せてくれます。 日中、陽光を浴びてうっすらと解けた雪が、日が落ちて気温が下がると、凍る。 昼と夜の繰り返しが生み出す、キラキラのモザイク模様です。 そんな雪面に、風や雪にあおられて落ちた木の葉が姿を現しているところが、いくつかありました。 たとえて言えば、雪と氷でできた、木の葉のショーケース。 ↓は、ミズナラの落葉です。 ↓は、ヒノキの葉。 (ごめんなさい。掲載した写真では、その魅力を十分

ブナの森工場は、雪の森工場。/あの日、天然水の森で。

西日本最大のブナの森が広がる奥大山にあるから、「サントリー天然水 奥大山ブナの森工場」。 分かりやすいですね。 ところで、この工場。西日本でもっとも雪深い場所の一つにある、という意味では、“雪の森工場”でもあります。 数時間、雪が降り続くと、ほら、ロゴマークもちょっと違ったデザインに。 ロゴマークを勝手に変えるなんて、普通は許されないことなのですが、そこは雪と風の仕業。怒るわけにもいきませんし、なかなか絶妙なセンスに思えてきたりもします。 積算すれば、冬の間、数メート

樹に会う:トチの実の皮をむいたのは、誰?/あの日、天然水の森で。

2013年、秋。 「サントリー天然水の森 奥大山」では、トチの実が大豊作。 地面には、たくさんの、たくさんの、トチの実です。 いやー、すごい、すごい、と眺めていて、気付いたことがありました。 トチの実を包んでいる、分厚い皮。 それが、見事に、あまりにも見事に、はがれているものが、 いくつも、いくつも、見うけられるではありませんか。 まるで誰かが、わざわざ、むきとったかのように・・・。 これは一体・・・? それに、まだ真新しいものも少なくありません。 我々の目を盗んで、何者か

渓流に会う:本谷川/あの日、天然水の森で。

いくつもの地層をくぐり抜けながら、 サントリーの工場の地下深くに、およそ20年の歳月をかけて 旅してくる、清らかで豊かな地下水。 その水源にあたる森を訪れると、美しい渓流の数々に出会うことができます。 <渓流に会う>シリーズで今回お届けするのは、 「サントリー天然水の森 奥大山」の 奥深い森の谷深く、清らかな流れを絶やさない、本谷川です。 四季折々の美しさの一端を、ご覧ください。 2008.03|サントリー天然水の森 奥大山