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みんなの「#未来に残したい風景」

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2021年12月から2022年1月にかけて開催した投稿コンテスト「#未来に残したい風景」最終選考作品を集めました。
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2021年12月の記事一覧

わたしの#未来に残したい風景

これまで何度も登場している、うんちくおじさん。 「サントリー 天然水の森」の活動を始めた、山田健さん(森の師匠)のこと。 森などの知識量や熱量が尋常でないが故、話が止まらない、止まらない。 1時間で終わるはずの会議が、2時間、3時間となることもある。 だから、わたしは「うんちくおじさん」と呼んでいる。(失礼) ちょっと待てよ、と。 よくよく考えたら、わが家にもいるじゃん、うんちくおじさん。 そう、父です。 前回の記事で突然の登場した、コピーライターの父。 森の師匠に

未来に残したい風景に寄せて

生まれも育ちもほぼ東京。父の会社の社宅で育った私は本当に少しの風景しか思い出せない。 場所は渋谷区広尾。 いまでこそ高級住宅街としてその名を轟かせているが、私が見てきた広尾は、森などの緑に恵まれたまだまだ未開の地だった。 ※ 生まれ落ちた病院は日赤医療センター。病院の裏手には広い空き地があり、幼い私にはジャングルといえるほどの探検しがいがあった。夏休みになるとそこでオニヤンマを追いかけ、突然現れる殿様バッタにびっくりさせられていた。 ※ 虫にロマンを感じ、緑に憩いを

残したい風景

雪化粧い肩寄せ合うや山親子 ゆきけわいかたよせあうややまおやこ  これは、今日、車窓越しに切り取った風景。手前の土手の向こうには川が流れている。昼過ぎには雪も一旦解けていたので、貴重な一枚となった。  この三つ並ぶ山が好きだ。私の実家は別の山の麓近くにあるのだが、この写真に写る山が並ぶ景色を見られるこの場所が好きだ。そして、その山に雪が積もると、とても美しい。一番左手の「由布岳」は豊後富士の愛称でも呼ばれるが、この雪化粧した由布岳はまさに豊後富士にふさわしい姿である。この冬