森に、あう。 -サントリー 天然水の森-
2003年から始まった「サントリー天然水の森」の活動。実は、このnoteを担当している”わたし”の父もコピーライターとしてこの活動に携わらせてもらっています。そして、時々師匠と一緒に森に入っては、森の小さな小さな営みをエッセイで綴ったり、ムービーカメラマンの映像のコトバをつけたりしてきました。今も昔も、変わらず森には生命がめぐっています。それらをすこし前の記録から感じてみましょう。
2021年12月から2022年1月にかけて開催した投稿コンテスト「#未来に残したい風景」最終選考作品を集めました。
ドサーーザザーーっ 「おおお、大丈夫か」 師匠が驚いた顔をして振り返る。 こんなご時世のため、ずっと行けていなかった念願の天然水の森への訪問。 終盤に差し掛かっ…
「よくカーテンこんなうっっすくて寝られるね。」 わたしの部屋のカーテンはとにかく薄い。 友人は朝眩しくて起きてしまうからいやだ、 とぶつぶつ言いながら毛布を顔ま…
2021年11月22日 11:00
ドサーーザザーーっ「おおお、大丈夫か」師匠が驚いた顔をして振り返る。こんなご時世のため、ずっと行けていなかった念願の天然水の森への訪問。終盤に差し掛かった、その時、しっかりと森の洗礼を受けた。大きな岩を降るときに足を滑らせて、まるで滑り台かのように落ちた。長時間足元が不安定な森の中を歩いていたものだから、わたしの足はもう踏ん張れなくなっていた。大丈夫です、なんて言いながら
2021年11月8日 11:00
「よくカーテンこんなうっっすくて寝られるね。」わたしの部屋のカーテンはとにかく薄い。友人は朝眩しくて起きてしまうからいやだ、とぶつぶつ言いながら毛布を顔まで被る。でもわたしは、朝なのに部屋が真っ暗なのはどうも苦手で、わたしの部屋の朝は、とても明るい。眩しい。それがいい。天気がいい朝は、カーテンを開けて、思いっきり太陽を浴びる。それで目がグッと覚めた気になる。光合成をする